スキーツアーは雨の場合どうなるのか

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冬になるとスキーなどのレジャーを楽しむ人も増えてきます。また、便利なスキーツアーもあります。しかし、もしゲレンデに雨が降ってしまった場合は、ツアーが中止になってしまうのかどうか気になるという人も多いでしょう。

ここでは、スキー場の気候に関して知っておきたいことや、雨などによりスキーツアーが中止になるケースについて紹介します。

そもそもスキー場は平野部と気候が違う

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まず、スキー場がある山間部と、人が多く暮らしている平野部では気候が違うということを頭に入れておく必要があります。よくあるのは、バスや電車などでスキー場へ向かう途中は雨が降っていても、実際にスキー場へ到着してみると、雨ではなく雪が降っているというケースです。

気候には標高が高くなると気温も低くなるという性質があるため、平野部より標高の高い山間部にあるスキー場では、雨よりも雪が降ることが多くなります。そして、標高の高い場所にあるスキー場ほど、雪が降る確率も高くなるということが言えるでしょう。

ですので、仮に平野部で雨が降っていたとしても、山間部にあるスキー場の天候はそれとは違うものになる場合が多いため、通常はあまり心配する必要はないと言えます。そもそも真冬であれば、降雪地域で雨が降ることはそれほど多くありませんし、もし降ったとしても小雨程度のものになることが多いと言えるでしょう。

ただし、春にスキーを行う場合は、天候も暖かくなってきているため、標高の高い山間部にあるスキー場でも雨が降る可能性が出てくるので注意が必要になります。

雨が降ってしまった場合のゲレンデはどんな感じなのか

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スキー場は比較的標高の高い場所にあるため、雨が降ることはあまりないと言えますが、それでも場合によっては降ってしまうケースもあります。せっかくスキーを楽しもうと思っていたのに、雨が降ってしまうと気分も下がってしまいますが、山の天候は変わりやすいため、こうした天候悪化もあり得るということも想定しておいた方がよいでしょう。

しかし、始めは雨が降っていても、しばらくすると雨が止んだり雪に変わったりすることもあるため、天候の変化を待ってからスキーを始めるということも可能です。それに、小雨程度の天候なら、スキー上級者や中級者はもちろんのこと、初心者でも滑ることが出来ると言えるでしょう。

ただし、小雨よりも強い雨の場合は、視界が悪くなってくるケースがあるため注意が必要です。雨が比較的強いと、ゴーグルに水滴が付いて見えにくくなってしまいますし、だからといってゴーグルを外すと、今度は滑っている時に雨が目に入ってきて視界を奪われてしまいます。

また、スキーウェアも、撥水加工されたものであっても、長時間雨に濡れ続けると水分を含んできて重くなってしまいます。さらには、ウェアの内側まで水がしみ込んでくることもあるでしょう。ですので、雨が降っている場合は、携帯電話や財布などが濡れないようにビニール袋に入れておくなどの対策を取っておくことも重要だと言えます。

その他にも、雨が比較的強い場合は、雪のコンディションも悪くなってしまうため、初心者が滑るには厳しい状況になる場合もあります。ですので、滑るには難しい状況だと判断した場合はあまり無理をせず、緩い斜面で滑るか、もしくは、スキーを早めに切り上げて温泉や食事を楽しむようにするのもよいと言えるでしょう。

少々の雨ではツアーをキャンセル出来ない

スキーは、天候が雨でない方が望ましいと言えますが、スキーツアーの場合は、少々の雨であれば中止されない場合が多いと言えます。ですので、ツアー会社側が中止の判断をしない限り、例え雨の予報が出ていた場合であっても、直前のキャンセルは出来ないと考えておくべきでしょう。

ですので、自分で天候を考慮してキャンセルするかどうか決めようと思っている場合は、ツアーの予約を入れる際に直前でのキャンセルについて確認しておくとよいと言えます。もし雨などによって直前にキャンセルをする場合は、通常であればキャンセル代がかかってしまうため注意しておく必要があるでしょう。

しかし、キャンセル代を支払うのが嫌な場合は、ツアーに行くだけ行って、スキーではなく、観光や食事を楽しむために行くというように目的を切り替えるのも一つの方法だと言えます。また、多少の雨でも中級者以上のレベルであればスキーを楽しむことも可能ですが、ツアーに一緒に参加する人の中に初心者がいる場合は、雨への配慮も必要になるでしょう。

大雨などの悪天候の場合は中止もあり得る

スキーツアーは、大雨などの悪天候に見舞われてしまった場合は、ツアー会社側の判断によって中止になるケースがあります。大雨などが降ると、雪が溶けてゲレンデのコンディションが悪くなったり、危険性が増してしまったりするためです。

しかし、どのレベルで中止にするかということはツアー会社側が総合的に判断することになるため、その基準はツアー会社によっても変わってくる場合があるでしょう。ツアーの中止が利用者に通知されるタイミングは、出発の2日前あたりとされている場合が多いと言えます。

しかし、天候というのは自然現象なので正確な予測をすることが難しいのもでもあるため、直前になって中止になるというケースもゼロではないでしょう。ツアーが中止になった場合は、もちろん全額返金されるため、その点の心配はないと言えます。

しかし、他のツアーに空きがある場合に、差額分を支払うことでそちらのツアーに変更することが出来るケースもあるため、どうしてもスキーツアーに行きたい場合はそうしたサービスを利用するとよいでしょう。参考元...オリオンツアー … スキーツアー

また、ツアー会社がツアーを中止する際の通知については、メールや電話で行われるため、ツアーの数日前は通知が来ていないかどうか気を付けておくことも大切です。

冬に明日の予定が空いてしまった場合はスキーツアーに参加してみるのはどうですか?

悪天候以外にツアーが中止になるケースとは

スキーツアーは大雨などの悪天候によって中止になる場合がありますが、それ以外にも中止になるケースがあるため、合わせて知っておくとよいでしょう。まず挙げられるのは積雪不足のケースであり、当然のことながら、雪が少ないとまともにスキーが出来ないため中止と判断される場合があります。

次に挙げられるのは、ツアーの参加人数が不足していることによる中止であり、最低限の参加者を確保することを意味する最少催行人員に達しないと、ツアーが中止になってしまいます。人数不足の場合は、宿泊プランであれば14日前まで、そして日帰りプランであれば4日前までにツアー中止の通知がなされるのが一般的だと言えるでしょう。